状態の説明
文字盤中心の白っぽい箇所が、通常の状態です。それ以外の黒い箇所が全て内部の油が染み込んでいる状態です。金属・プラチナ文字盤のため、このモデル特有の症状で過去にも同様の修理事例があります。
修理のご提案とリスクの事前説明
文字盤を洗浄することで油染みを綺麗に落とせますが、一方でロゴの塗料や夜光も洗浄することになり、夜光・塗料が落ちるリスクも伴います。
文字盤の状態をしっかり見極めて、リスクは極めて低い状態ですが0ではないことを事前にしっかりと説明し、十分にご理解いただいてご依頼いただくことになりました。
修理から完了まで
ご不安になられている文字盤の油染みから着手していきます。
極力文字盤に負担をかけないよう着手していき、無事元の状態に戻りました。
その後、オーバーホール、外装仕上げを完了させ予定通り、納品となりました。
最後に
このお客様は、以前まで日本ロレックスで定期メンテナンスをされておりましたが、過去にも同じように油染みがあったようで、文字盤のメンテナンスには慣れていらっしゃるようでしたが、しっかりと事前にご説明しご理解をいただいて修理着手することが信頼に繋がるものだと考えています。